”キャバクラ”という単語、今でこそ当たり前のように使われるようになっているけれど、そもそも一体何を指している言葉なのか、そんなことを考えたことがある方も結構多いと思います。

キャバというのは実はもともと何かの語源があるわけではなく、日本で昭和の前後に作られた造語なのです。
少しご年配の方ならきっとご存じではないかと思うのですが、キャバレーとクラブ、この2つを組み合わせて作られた言葉がキャバクラなのです。

今回はキャバの説明をする前に、まずはこの言葉の源流となるお店の話から少しずつお話をしていきたいと思います。

キャバレーのこと、ご存知ですか?


画像引用元:https://news.infoseek.co.jp/article/atpress_37812/

少し歴史的な話をしますが、キャバレーというのは1930年代以降にできた、カフェから派生してきた一種の業態のことを指します。
当時はカフェが増えてきていた時代。

コーヒーを出すお店があれば、お酒を主体に出すお店もあり、かなり賑わっていたようです。
そんな群雄割拠の中からできてきたのが、今のスタイルの原型となる”女性がスキンシップをしながら給仕をする”お店なのです。

時間制で明朗会計がモットーとなっており、正に今に通じるものがあると思います。
ここに、”クラブ”における高級感を組み合わせ、意図的に作られた造語が今で言うキャバクラとなるのです。

余談ですが、日本で初めてキャバができたのが1980年頃、歌舞伎町にできたのが第1号店となるようですね!
そう考えれば、キャバが日本にできてから、まだそれほど時間が経っていないということになります。ちょっと不思議な気分になりますね。

キャバの定義をおさらい


法律上は、風俗営業1-2号に分類されており、お客様を接待し、飲食をさせるお店と定められています。

これをさらに噛み砕くとすれば、お店の女性が男性脚の隣に座って会話をする。
そして、そこに対価となる料金が発生するのがキャバです。

現代ではキャバの他にもガールズバーニュークラブ(キャバの別称でもあります)、ラウンジなど色々な名称でお店が運営されているため、あまりなじみのない方からみれば少し戸惑うこともあるかもしれませんね。

でも、上記のような説明の通りですので、例えばガールズバーなら”カウンダー越しの対面接客”となるので、キャバとは明らかに違うということもおわかり頂けるのではないかと思います。

ラウンジなどの他業態に関しては、ママがいるかどうかといった部分が一番の違いと言えるかもしれませんね!